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小さいブーツは上達の妨げ

 この処ブーツチューンの依頼が途切れる事なく入ってきます。それもかなり深刻な状況で持ち込まれる方ばかりです。多くは店で購入されたブーツサイズが合っていないケースです。それは、足幅が3~4cmも足りていない場合や、足長が足りていない場合です。この様な状況では長く履いていられない状態で、かなり辛い思いをされています。これは、レーサー・エキスパートの方達に多いのですが、タイト感を求めて小さいサイズを選択される為です。また店の方も、もう少しお客さんの足とブーツを見てサイズの判断をしてほしいものです。
 足幅は熱加工と研磨でセンターを合わせながら殆どのケースで対応できますが(大幅に広くする事はブーツの剛性が落ちてきますので、できればやらない方が良いです)、足長に関しては多少研磨でスペースを作る事はできますが限界があります。
 これらの合っていないブーツを履く事はかなりの苦痛になる為、長く履いていられないのでトレーニングが満足にできない事になります。これは上達の妨げにもなります。また無理をして履き続けると、軟骨が出てきたり痛みが増すばかりです。
 下の写真のサロモンの方も、そんな方々の一人で足長がギリギリで、カカトは入らず足幅も3.5cm位足りていませんでした。結果加工したブーツは元の形が想像できない位違うものになってしまいました。
 本来ブーツチューンの目的は、足の指が伸び足全体でブーツを踏める様にし、足とブーツのセンター・正しいカントを合わせる事で、リラックスでき効率良く動く事ができるブーツをパーソナルに作る事です。痛みを取る事が目的ではありませんので、履いていられないブーツはそれ以前の問題です。皆さんもブーツを購入される時は、タイプ・サイズ選びを慎重に行う様にして下さいね。ご相談にも乗りますので。


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